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2013年 5月 27日 VOL.019

第66回カンヌ国際映画祭の授賞式が26日に行われ、是枝裕和監督の『そして父になる』(配給:ギャガ)が審査員賞を受賞しました。審査員賞は、パルムドール(最高賞)、グランプリ(審査員特別大賞)に次ぐ賞で、日本映画がカンヌで受賞するのは、今回審査員を務めている河瀬直美監督の『殯(もがり)の森』('07年)のグランプリ以来、6年ぶりになります。

『そして父になる』(是枝裕和監督作品)が審査員賞受賞!

『そして父になる』の撮影監督は、TVコマーシャルやスチール撮影の第一線で活躍されている瀧本幹也さんで、瀧本さんにとっては初の本編作品になります。撮影にはコダック VISION3 250D 5207、500T 5219が使用されました。(予告編はこちらから)

 

本作は、6歳になる息子が出産時に病院で取り違えられた子供であることを知らされた2組の家族の物語で、主演の福山雅治さんが演じる父親の葛藤を通して父になる意味を描いています。日本では10月5日(土)より、新宿ピカデリーほか全国でロードショー公開されます。今回の受賞を心よりお祝い申し上げます。

©2013『そして父になる』製作委員会

グランプリ作品含め、他多数がコダックフィルムで撮影

本年度もカンヌ映画祭にはコダックフィルムで撮影された作品が多数出品されました。一部をご紹介すると、グランプリを受賞したコーエン兄弟監督の新作『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』は、60年代にフォークの中心地だったニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジを舞台に、オスカー・アイザック演じるフォーク歌手の流浪の日々を描いています。撮影監督は『パリ、ジュテーム』でコーエン兄弟と組んでいるブリュノ・デルボネル氏(ASC, AFC)で、撮影にはコダックフィルムが使用されています。

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス

名もなき男の歌』予告編

コンペ部門に出品されたジェームズ・グレイ監督作『エヴァの告白』は、マリオン・コティヤール演じる女性が、ポーランドからアメリカに移民として渡るものの生活苦から転落の人生を歩むドラマで、撮影監督は『エビータ』、『セブン』でオスカーにノミネートされたダリウス・コンジ氏(ASC, AFC)です。

『エヴァの告白』

Anny Joyce / Courtesy Wild Bunch

同じくコンペ部門から、イタリア映画の『グレート・ビューティー 追憶のローマ』は、'08年に『イル・ディーヴォ』で審査員賞を受賞したパオロ・ソレンティーノ監督の新作で、ローマの退廃的な上流階級を、冷めた目で見つめる作家の視点で描いています。撮影監督はルカ・ビガッツィ氏(『トスカーナの贋作』『『イル・ディーヴォ』) で、コダック VISION3 500T 5219で撮影されました。

『グレート・ビューティー 追憶のローマ』予告編

ある視点部門で「未来に向けた視点賞」を受賞した『フルートベール駅で』は、本年度のサンダンス映画祭でドラマ部門グランプリと観客賞を受賞した作品で、サンフランシスコのフルーツベイル駅から旅に出ようとする男性が巻き込まれた実際の事件を元にした物語です。26歳のライアン・クーグラー氏の監督デビューとなる本作では、女性撮影監督のレイチェル・モリソン氏がコダック VISION3 500T 7219を使いスーパー16で撮影を行っています。

『フルートベール駅で』予告編

他にもアルノー・デプレシャン監督、ベニチオ・デル・トロ主演の『ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して』、批評家週間でSACD 賞を受賞した『Le Démantèlement(原題) 』、ある視点部門の「ある才能賞」を受賞した『 La Jaula de Oro(原題)』などがコダックフィルムで撮影されています。

 

コダックは、受賞、出品された全ての作品の制作者の皆様に賞賛を送ります。

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