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2013年8月30日 VOL.024
映画『春を背負って』
東京現像所にてグレーディング開始
『劔岳 点の記』から5年。今年4月より新作『春を背負って』が撮影開始し、メインキャスト・スタッフを含む木村組は再び雪の立山連峰を目指しました。標高3000メートルの大汝山(おおなんじやま)を舞台に、作品の主要部分である山の撮影が7月下旬まで行われ、現在、木村監督は調布にある(株)東京現像所でグレーティングの真っ最中です。今回のメールマガジンでは、監督に本作に掛ける思いを語って頂きました。
原作の「春を背負って」(笹本稜平著)に出会った時、この"背負って"っていう言葉にものすごい惹かれたんだ。人はみんなある年齢以上は何か背負って生きているもんだよ。それは家族、友達のことだったりお金の問題、何か背負ってる。『劔岳 点の記』は測量の話で、人が認められるとか認められないとかは関係なく自分の仕事に献身して邁進する話だったんだけど、今回は山小屋が舞台である意味人と人のふれあいの話なんだ。人間のドラマと自然がどう噛合うかっていうかね。