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2015年11月26日 VOL.041
映画『007 スペクター』
美しいフィルムキャプチャー映像
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映画『007 スペクター』(日本では明日より三日間先行上映、12月4日に一般公開)は、メキシコシティの盛大な“死者の日”の祝祭の中、伝統的なボンド映画の導入シーンで始まります。ストーリーは、過去からの謎めいたメッセージによって駆り立てられ身勝手な行動に乗り出すジェームズ・ボンドを描きながら展開します。メキシコシティを経由してローマへ、ボンドはスペクターと呼ばれる悪の組織の存在を暴きます。主演のダニエル・クレイグは007として4度目の登板、サム・メンデスは2作続けてボンド映画の監督に起用され、撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマ(FSF, NSC)とともに帰ってきました。
フィルムメーカーたちは、ラテンアメリカの都市の盛大な祭りにボンドを没入させようとしました。「それはメキシコシティと“死者の日”以外では得られませんでした」とメンデスは語ります。
プロデューサーたちは、自分たちの輝かしいキャリアのひとつとして“死者の日”のシーンを評価しています。「私たちは35年ジェームズ・ボンドの映画で仕事をしていますが、『スペクター』のオープニングシーンには何か目を見張る盛大さがありました。それは並外れた作品全体のトーンを決めています」と、1970年代からボンド映画のプロデューサーを務めているミカエル・G・ウィルソンは語ります。
『スペクター』は、登場する車や映像のトーン、ライティング、007のスーツの裁断さえからもクラシックなボンド映画を彷彿させるとメンデスは語ります。「そしてまた、私はこれらのファンタスティックで別世界のロケーションから得られる保守的な魅力の数々に立ち戻りたかったのです。極限ぎりぎりまで推し進めたかったのです」
鍵となるヨーロッパの都市を探しているときに、フィルムメーカーたちは概してボンドに、そして特にこの作品にうまく合致するパワーとスケール感を感じ取れたローマを選びました。物語の壮大さをいかに最高に捉えるか決定する上で、メンデスとヴァン・ホイテマはコダック VISION3 50D カラーネガティブフィルム 5203、250D 5207、500T 5219によるフィルムで撮影することを選択しました。これまでのボンド映画は1作品を除いてすべてフィルムで撮影されています。
「私は最初からフィルムを勧めましたが、サムも同じ考えだったと思います」と、ヴァン・ホイテマは最近のアメリカン・シネマトグラファー誌のインタビューで語っています。「サムは、自分の撮影監督が満足するメディアを選ぶことに非常に興味を持っていると感じました。また、その選択を尊重する彼のスタンスはいつも同じです」
同じくアメリカン・シネマトグラファー誌のインタビューで、ダニエル・クレイグも同調して語っています。「フィルムはデジタルよりもはるかに美しいです。非常に多くのテクスチャーやバリエーションをもたらします。詳しくは判りませんが、撮影の後でデジタルをフィルムのように見えるようにしようと陥っている仕事の量は非常に時間の無駄だと思えるのです。フィルムで撮影しちゃえばいいのでは?」
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『007 スペクター』は、世界5ヶ所の主要なロケ地、メキシコシティ、ローマ、ロンドン、モナコ、オーストリアに加え、ロンドンのパインウッドスタジオで撮影されました。「この5ヶ所のロケ地が、なぜこの映画が技術的に達成困難だったのかという手がかりとなるでしょう」とメンデスは語ります。「そして、なぜ非常に疲れ果て、なぜ長期間の撮影となり必死でなりふり構わず突進していたのかということがお判りいただけることでしょう。しかし、我々が成し遂げたことは非常に特別なことだと思うのです」
『007 スペクター』は全世界で順次公開中です。
(2015年11月4日発信 IN CAMERA より)
『007 スペクター』12月4日(金)全国ロードショー
公式サイト:http://www.007.com/spectre/?lang=ja
Facebook:http://www.facebook.com/JamesBond007JP
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